ヤマトシミ

ヤマトシミCtenolepisma villosa

シミ目シミ科

 

・190912

 

f:id:jalan_jalan:20190912224209j:plain

190912

 

場所:大阪府の北にある家のトイレ

体長:9.5mm(触角・尻尾のぞく)

同定参考:

dl.ndl.go.jp

ヤマトシミだろうなと思いつつ、ちゃんと同定してみる。

1. 胸部・腹部の背板の剛毛は単一で存在(→わかりづらい)、頭部前端は直線的(→わかりづらい)、頭部の剛毛はあまり多くない(→多く見える)、第10腹節背板(最後端の背板)は長い台形(→違う)・・・・・・セイヨウシミ ではない(>2へ)

2. 体を覆う鱗粉は一様に銀色~黒灰色である(→たぶんそう)・・・・・・>3へ

3. 腹部では中程が最も太い、ずんぐりした体形・・・・・・ヤマトシミ
- 腹部が最も広く尾端に向かって徐々に細くなる体形・・・・・・???

3番の判断基準が微妙すぎて断念。これ両方とも当てはまるんですが。一応3でYesになると、ヤマトシミ。3でNoになると

オナガシミ(体長13-15mmで、当個体より大きい)

・セグロシミ(触角の縞模様が無いので違う)

クロマツシミ(尻尾に縞模様が無いので違う)

と3種が出てきますが、どれも違うように見えますので、ヤマトシミで良さそう。

という、煮え切らない結果になってしまいました。ネットで調べても、意外と種の識別は難しいようですね。 

f:id:jalan_jalan:20190912223628j:plain

190912 頭部

f:id:jalan_jalan:20190912223632j:plain

190912 第10腹節背板

 

 

 

※ 当ブログの同定は間違っていることがあります。ご注意いただくとともに、コメントなどでご指摘いただければ幸いです。万が一、当記事の情報により生じたトラブルに対して一切責任を負いかねます。写真の二次利用もご遠慮ください。