ホソカ科Dixidaeゲット
大阪の割と自然豊かな場所でひらひらと飛んでいる虫を見つけたのでゲット。
冬場ということもあり、ぱっと見ガガンボ科かガガンボダマシ科かな?と思っていました。
翅脈をみると、一度渓流沿いで捕まえたことがあるホソカ科でした。今回の場所もワサビを植えるような小川が流れている環境でした。幼虫も探せばいるんだろうな・・・
ちなみにホソカ科への同定はmanual of afrotropical diptera vol.1で一応いけます。
No.8で脳死検索するとガガンボに行くので注意です、自分はガガンボにいきました笑
R4+5の主張がやや強く、R2&3とM1&2の各フォークを奇麗に分断しているようなイメージです。久しぶりに見るとホソカ科のイメージが消し飛んでいたので備忘録的に記録しときます。
ホソカ科の属検索とかはできるんでしょうか??
ではでは。
ハナバエ科メモ
双翅目同定に役立つ!?ネットで拾える範囲で情報をメモっておきます。
【ハナバエ科】
Suwa and Masaaki 1974 "ANTHOMYIIDAE OF JAPAN (DIPTERA)"
eprints.lib.hokudai.ac.jp
科→属検索表。
詳細はこちらの記事より。毎度勝手にお世話になっておりますm(_ _)m
roukanomushi.blog.fc2.com
ツヤホソバエ科メモ
双翅目同定に役立つ!?ネットで拾える範囲で情報をメモっておきます。
【ツヤホソバエ科】
■sepsidnet
写真が豊富で見ていて楽しい
sepsidnet.biodiversity.online
■"RevisionalNotes on the Japanese Sepsidae (Diptera)" Iwasa 1995
dl.ndl.go.jp
最初の"Firstand second basalceils united."については、おそらく下記PDFのFig3-Cがunitedの状態とみていいかと思います。
https://jibs.modares.ac.ir/files/jibs/user_files_749497/muhammad_asghar_hassan-A-10-23569-3-c20c3a5.pdf
ツノキノコバエ亜科Paleoplatyura sp.
本日(日付的には昨日)箕面の昆虫館に行ってました。化石昆虫の展示があり、期待以上に面白かったです!
エントランスで双翅目が飛んでいたのでこっそり捕まえました。みんな大好きキノコバエ科でしたが、持ち帰るとボロボロになっていました。悲しい。
特に翅はギリギリ。諦め半分で同定に挑戦しました。
”Manual of Nearctic Diptera vol. 1”にキノコバエ科が載っています。亜科やらの取り扱いが現在のものと違う部分があるので注意。
ほとんど翅脈で進みました。
3. MとCuA1の合流は翅の根本の方 >X
4. R2+3は存在しR4+5よりも短い >O
7. bm-cuとRsは近い >O
DiadocidiinaeとKeroplatinae(ツノキノコバエ亜科)との識別に入ります
9. r-mとbm-cuは明瞭で一直線になる、R2+3は消失 >X
ツノキノコバエ亜科になりました。
11. 触角はつぶれた感じ、口肢は前方に突き出す >たぶんX
MNDv1に乗っていた図4はニセケバエのような独特な触角が記載されていました。違うでしょう。口肢も下向き。
15. CuAの分岐した枝(CuA1とCuA2)は分岐したのち近づくが端で離れる >X(図16は説明通りじゃない気がするんだけどわからん)
18. 口肢は頭と同じ長さ >X
20. r-mは短いが明瞭 >O Paleoplatyura
20については書籍の図19を見てください汗
図19Paleoplatyura johnsoniの翅脈とそっくりだったので、この属でファイナルアンサーです。
どんな属なのか調べてもよくわかりませんでした^^;
次はもっと奇麗な標本が欲しいです。
ではでは。
ハチをみてみよう
気が付いたら数か月経っている。おそろしや。
ハエも楽しいのですが、いつぞや捕獲したハチが放置されていたのでちょっぴり調べました。
このブログのタイトルが「虻も蜂も取りに行こう」なのでハチもやらなくちゃね。ブログ名変えたいわ・・・。
うーん、たぶんヒメバチ科じゃないかな?と思いネットで検索しました。ヒラタヒメバチ亜科に似ているなと思いましたが根拠なし。
himebati.jimdofree.com
亜科への検索表は下記サイトにあったので一応確認しました。複眼に剛毛が覆われているのがヒラタヒメバチ亜科の特徴らしいのですが、この子はツルツルに見えます。
himebati.jimdofree.com
ハチの翅脈を意識したことがあまりなかったので、記号も入れてみました。縁紋ってスティグマなのね。
ハエよりもちょっと複雑な気がする。翅脈についての諸々解説、こちらのサイト(「廊下のむし探検」様)が面白かったです。
roukanomushi.blog.fc2.com
その他パーツ
色々調べていくと「Theronia zebra」という種にあたりました(ほぼ絵合わせですが泣)。
ツヤヒラタヒメバチ属・・・らしいです。
203.181.236.11
オー似てる。
Theronia zebra diluta. 鱗翅目の蛹の寄生バチです。寄主として記録されているのはクスサンだけのようですが、実際はもっと広そうです。 #今日の昆虫 #70 pic.twitter.com/CrG69JXNnB
— Rikio Matsumoto (@rikiom) June 9, 2020
ツイッター情報。これによるとクスサンをはじめとして寄生するようですね。
これでファイナルアンサーでいいのだろうか。複眼の剛毛は?よくわからないまま終わりました。虫は難しい。
ではでは。
灼熱の卓球娘
虫だけじゃなくアニメの話も。
10万円がもらえると聞いて(もらえるかは知らん)フィギュアを買いました。
まそたんかわいすぎる・・・これでより引きこもりが楽しくなりました。
もう一つ、ラジオ「アニソンアカデミー」でOPを聞いてから何となく気になっていた「灼熱の卓球娘」を見ました。
dアニメで見ましたが、ニコニコにも公式であがっているようです。1話だけ。
www.nicovideo.jp
まずOPの「灼熱スイッチ」。上記の通り引っ掛かりのきっかけとなっていたのですが、改めて聞くとスゴイですね。
何がすごいのか説明が難しいのですが、非常に心地よい。
これに関してはゆゆうた兄貴がまじめな解説をしていたので、Youtubeなどで見てみてください。
1話から見ていると、どことなく「咲」をほうふつとさせる。
キャラデザはキララ感のあるデフォルメに、意外とリアルな頭身。これはゆゆ式を思わせました。
卓球シーンになると、激しいBGMが流れます。ああ、これはいいぞ。
田中秀和氏がメインでやっておられる様子。アイマス、アイカツで有名です。やっぱりな・・・。あんハピOPも田中氏なのね、道理で(?)。
ゆりゆりした感じもありましたが、アニメ自体はまじめに卓球をやっています。正直卓球への興味がさっぱりで知識ゼロだったので、いろいろ勉強になりました。隠れた名作でした。
ではでは。
ミギワバエ科Peridra sp.
自粛要請に関係なく、虫を同定したら1日が終わっていた。
川辺で見つけた小さめのミギワバエ
UG kwtk on Instagram: “ミギワバエ科Peridra sp. 11 Apr. 2020, Osaka Japan #diptera #ephydridae”
1ミリ単位のお手製マイクロルーラーを入れてみました。
ミギワバエ科については「絵解きで調べる昆虫」に掲載されている検索表を見てみます。
前脚は捕獲脚に変形・・・カマバエ属Ochthera
カマバエではないので次。
ちなみにカマバエはこんなの。かっこいいですね!
UG kwtk on Instagram: “きっとミナミカマバエOchthera circularis。カマバエかっこいい・・・ 21 Mar. 2020, Takatsuki-city Osaka Japan #diptera #ephydridae”
顔面の口縁部に毛をもたない
目立った毛はない。毛が生えてるとなんか汚らしいおっさんの顔みたい・・・
背中剛毛dcを有する
背中の剛毛には列によって毛の名前が決まっているようです。図に丸をつけた毛が該当するもの、のはずです。
ocは外側に傾く
頭の毛の向きをきかれています。該当する毛は図の丸の毛です、きっと。
口裂は大きく開く・・・Parydra属
仰向けの画像からわかるように、口が大きく開いています。そのため角度によっては非常に不細工です笑
そこがミギワバエ科のいいところと思っています。