ツノキノコバエ亜科Paleoplatyura sp.
本日(日付的には昨日)箕面の昆虫館に行ってました。化石昆虫の展示があり、期待以上に面白かったです!
エントランスで双翅目が飛んでいたのでこっそり捕まえました。みんな大好きキノコバエ科でしたが、持ち帰るとボロボロになっていました。悲しい。
特に翅はギリギリ。諦め半分で同定に挑戦しました。
”Manual of Nearctic Diptera vol. 1”にキノコバエ科が載っています。亜科やらの取り扱いが現在のものと違う部分があるので注意。
ほとんど翅脈で進みました。
3. MとCuA1の合流は翅の根本の方 >X
4. R2+3は存在しR4+5よりも短い >O
7. bm-cuとRsは近い >O
DiadocidiinaeとKeroplatinae(ツノキノコバエ亜科)との識別に入ります
9. r-mとbm-cuは明瞭で一直線になる、R2+3は消失 >X
ツノキノコバエ亜科になりました。
11. 触角はつぶれた感じ、口肢は前方に突き出す >たぶんX
MNDv1に乗っていた図4はニセケバエのような独特な触角が記載されていました。違うでしょう。口肢も下向き。
15. CuAの分岐した枝(CuA1とCuA2)は分岐したのち近づくが端で離れる >X(図16は説明通りじゃない気がするんだけどわからん)
18. 口肢は頭と同じ長さ >X
20. r-mは短いが明瞭 >O Paleoplatyura
20については書籍の図19を見てください汗
図19Paleoplatyura johnsoniの翅脈とそっくりだったので、この属でファイナルアンサーです。
どんな属なのか調べてもよくわかりませんでした^^;
次はもっと奇麗な標本が欲しいです。
ではでは。