キノコの虫と丸いウンカ
ブログタイトルにアブだったりハチだったりが付いているように、虫が好きです。本来虫メインでブログを書いても良いくらいですが、ここに来てやっとこさ虫ネタを投稿。
名古屋市某所で虫撮り・取りをしてきました。
同定は間違っているかもなのでご注意を!
【キボシマルウンカ】だと思う。
丸いボディと丸い顔。翅には紋様が目立ち、まるでテントウムシのようですが、ウンカです(広く言えばカメムシの仲間)。
体長は4ミリほど。
顔面アップ。鼻の下が長く、ヒョウキンな顔をしています。
丸い翅を広げて飛んで逃げますが、テントウムシのように「ブーン」と逃げるのではなく、「バチン!」とバネを弾くような音をさせて、瞬間移動します。
【チャタテムシ目の1種】よくわからん
樹上で集団生活をしていました。翅は無く、翅芽のようなツノが見られます。まだ幼虫なのでしょうか...?虫耐性が無いひとには、この集団はかなりギョッとするものではないでしょうか。
【ツツキノコムシ科の1種?】
体長2ミリ無いくらいの小さな甲虫。よく見ると頭に小さなツノが生えています。また触角の先端3節が肥大しており、どことなく妖精さんのようなキュートな印象を持ちます。よね?
【甲虫目の1種】むむむ、わからん!だらしない
同じくキノコの表面に居た甲虫(キノコは最初から割れていました)。先ほどの甲虫と同じくらいの体長(2ミリ無いくらい)。パット見、体表に毛は少なく透明感・光沢感があります。触角は糸状。常にカメラ目線だったためお尻の構造は見えませんでしたが、長い尻が突き出る...なんてことはなく、きちんと収納されていた記憶があります。この辺の微小甲虫は似たグループが多く、難しいです。
あとはモリチャバネゴキブリの幼虫が大量に居ました。今年の夏に、ギンリョウソウの種子散布に本種が大きな役割を果たしていることがわかったという論文が出ました。
www.kumamoto-u.ac.jp生物同士は人間の予想を上回るところで複雑なネットワークを形成しており、ごくごく小さな生き物も何かしらの場面で重要な機能を果たしていることも多そうです。こう考えると、生物多様性を人の手で守っていくというのってチョーむずかしいよなあ、と思ってしまいます。
ではでは。