「颶風」

■読めなかった漢字シリーズ

颶風...ぐふう

颶風のように私を成功の最初の熱狂へと吹き送った

 『フランケンシュタイン』マリー・ウォルストンクラフト・シェリー著宍戸義一訳

 

「颶風」で「大きなつむじかぜ、熱帯地方に発生する暴風の総称。台風。」となり、颶だけでつむじかぜという意味になるそうです(『新漢語林』より)。

字の成り立ちは形成文字で、具は音(グ)を表す。

関係無さそうですが、具の漢字は形声文字で、「金品を両手でささげ、そなえる」の意味だとか(新漢語林)。

「ビューフォート風力階級」という単語でググると、颶風という風力のカテゴリが出てきます(気象庁の用語解説には名称が掲載されていません)。

ランクとしては最強である、32.7m/s以上の風を颶風としているっぽいです(ビューフォート風力階級 - Wikipediaなど参考)。気象庁風力階級表でも同様に最強ランクで、風力12。天気図だと下のようになります。ゲジゲジじゃ!

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 昔山登りのためにラジオを聞きながら天気図を自作するという作業をしていたのですが、ラジオの音声に置いていかれないように各地の天気、風向風力を記入せねばなりませんでした。そんな慌ただしい作業の中こんな風力が来たらやってられませんわ!